阪神能見篤史投手(39)が最終回を危なげなく抑えた。互いに0行進が続き、試合は延長に突入。能見は12回に5番手で登板すると、先頭のゲレーロを空振り三振。続く重信と小林を内野ゴロに打ち取り、計10球で3者凡退に仕留めた。12回裏にも得点はなく引き分けに終わったが「負けなかったのは良かった」と、いつものポーカーフェースで仕事を果たした。

この日、藤川球児投手(38)が右肘痛のため出場選手登録を抹消された。頼れるリリーフの離脱に、能見は「カバーはなかなかできないけど、みんなでやっていくしかない」。39歳のベテランは、チームのために腕を振る。