阪神梅野隆太郎捕手(27)が最大のピンチを乗り越え、先発岩貞祐太投手(27)を好リードした。

0-0で迎えた7回無死二塁、巨人阿部の打球を一塁手ナバーロが捕球。1度はアウトと宣告され、ナバーロは二塁へ送球しようとしたが、ベースカバーに誰も入っておらず、二塁走者の岡本は三塁へ進塁。加えてナバーロの捕球前に打球がワンバウンドしていたと判定が覆り、無死一、三塁のピンチとなった(記録はナバーロの野選)。それでも「冷静に攻める気持ちで行けた」とバッテリーは攻めた。続く長野を捕邪飛に打ち取り、ゲレーロと大城を連続三振。この日最大の危機を無失点で乗り越えた。

前回登板した19日ヤクルト戦(神宮)で4回7失点で降板した岩貞は、この日7回3安打無失点。「今日に関しては結果がともなって良かったんじゃないかなと思います」と梅野。引き分けに終わったが、見違えるような好投を引き出した。