阪神は24日、巨人24回戦(甲子園)の7回に阿部の打球を捕った一塁ナバーロのプレーを巡る判定について日本野球機構(NPB)への意見書提出を決めた。当初は阿部の打球をノーバウンドで捕球したと判断した橘高一塁塁審がアウトのジャッジを下したが、審判団が協議してショートバウンドでの捕球とされ、セーフに覆っていた。谷本球団副社長兼球団本部長は「責任審判がアウトと言っていたのに(判定が)ひっくり返りました。ナバーロも『捕った』と話していますから」と説明。金本監督も「俺はノーバウンドに見えたけどな」と話していた。ナバーロは直後の送球時に悪送球失策を犯して無死一、三塁のピンチを招いた。無失点だったが、微妙な判定になった。

◆橘高一塁塁審(7回判定に)「場内放送した通り。私はノーバウンドだと思ったのでああいうジャッジをした。協議の結果(判定が)ああなった。(金本監督から)『リクエストできないんですか?』と言われたので『できません』と言いました」

◆阪神ナバーロ(7回無死二塁で阿部のライナー性の打球を処理した場面について)「もちろん(ノーバウンドで)捕ったと思うけど、審判のコールですから」