今季限りで引退する広島新井貴浩内野手(41)が、優勝のかかった試合で存在感を見せつけた。

2点を追う5回1死三塁で割れんばかりの歓声を浴びて代打で登場。ファウルで粘り、エスコバーが投げた8球目の156キロを力強くたたいた。中堅への犠飛で、1点を返した。

ベンチで笑顔でハイタッチをかわしたチーム最年長は「アツ(会沢)が出て、安部が進塁打を打ってくれたので、とにかく何とかしたいという気持ちだった」と後輩の頑張りに応えた。