ヤクルト先発のデービッド・ブキャナン投手が、運に見放された。

1点を先制され、なお1回1死一、二塁。広島松山が放った遊撃手正面のゴロが、西浦が捕球する直前に大きく跳ねて中前へ。併殺打コースが一転して適時二塁打となると、直後の野間のゴロをブキャナンが捕球しようとしてはじいた(記録は投安)。安部の犠飛も含めて初回に5失点と大量リードを許し、4回8安打5失点で降板。「今年のシーズンを象徴する当たりだった。状態は良かったしボールも悪くなかった」と、冷静に振り返った。

アシュリー夫人の出産のため、27日に米国に一時帰国する。出産後に再来日する予定で「次回に機会があってもスタイルを変えるつもりはない。もう1度、自分の投球を出したい」と、リベンジの機会を見据えた。