西武が2位ソフトバンクに逆転勝ちし、優勝へのマジックを3とした。1点を追う8回2死一、二塁で、秋山が2戦連続決勝弾となる23号3ラン。連勝を11に伸ばした辻発彦監督は「ソフトバンクは本当に強い。うちは勝ち続けるしかない形でガチンコで勝負して、勝ったのは大きい。選手たちが最後まで粘ってくれて、見事な勝利でした」と、選手の頑張りに目を細めた。

1点を勝ち越された後の6回2死一、二塁から登板した5番手増田が、打者4人を無安打2三振に抑える好救援。傾きかけた流れを引き留めた。2軍再調整を経て力強い復活投球をみせた右腕に対し、指揮官も「力も戻ってきて、クリーンアップをしっかり抑えてくれた。見事な投球で流れが来たのかなと思う」とたたえた。

最短Vは29日。「(本拠地での優勝の)可能性が残ったということ。明日(28日先発の菊池)雄星がどんな投球をみせてくれるか。打線も勢いがあるし、頑張ってもらいたい」と気を緩めることなく、次戦を見据えた。