オリックス小谷野栄一内野手(37)が27日、京セラドーム大阪で引退会見を行った。

14年オフに日本ハムからFA移籍し、勝負強い打撃と堅実な内野守備で貢献。だが今季は右ひじなどに痛みを抱え「心と体にギャップができて。もっとみんなと一緒にやりたかったのに、もう体が動かなかった」と決断の理由を明かした。日本ハム在籍時の06年にはパニック障害に苦しんだが「一番苦しい時に一番近くで見守ってくれたのが(当時日本ハム2軍コーチの)福良さん。オリックスで胴上げできなかったのが心残り」と悔やんだ。少年野球時代からの球友、中日松坂にも前日26日に報告。今後は未定だが「野球に携わりたい」と希望を持つ。ホーム最終戦の10月5日のソフトバンク戦(京セラドーム大阪)で引退セレモニーが行われる。