ソフトバンク上林誠知外野手が先輩の引退登板に全力プレーで応えた。

初回の先頭打者でロッテ大隣と対戦。初球のボールを見送った後、2球目をフルスイングした。打球は鋭いライナーで右前に弾むヒット。「本当は初球先頭打者ホームランを狙っていました。真剣にいこうと思っていた」と振り返った。

球場から引き上げようとすると、偶然にも大隣に遭遇。「何打ってんねん、2ストライクまで待ってくれよ~。2球で終わってもたやんけ~」と冗談交じりに言われ、がっちり握手を交わした。上林は「入団したときから、話しやすい先輩でした。寂しいですね。他のチームに行っても、チームメート感のある人だったので」と話した。