ソフトバンクは3日、ヤフオクドームで育成の伊藤祐介投手(27)、樋越優一捕手(25)に戦力外通告を行った。

伊藤祐は12年ドラフト2位で東北学院大からソフトバンクに入団。即戦力左腕として期待されたがケガに泣かされ続けた。今季は故障もなく2軍で25試合に投げ4勝2敗、防御率3・86だった。「試合数は投げたが、1軍で通用する内容ではなかった。覚悟はしていた」とやりきったような表情を見せた。今後、両親らと進路を相談するが、現役は引退する意向。

樋越は東農大北海道オホーツクから15年育成ドラフト3位で入団。明るいキャラクターでチームメートから愛されたが、3軍での出場がほとんど。2軍は1年目の16年に3試合、3打席で3打数無安打。17年、18年は2軍での出場もなかった。「3年間もやれて幸せ。やりきりました。もう野球はやりません」と晴れやかに現役引退を宣言した。