今季限りで引退するロッテ根元が、ソフトバンクとの引退試合に「7番左翼」で先発。途中右翼に移りながらフル出場した。遊ゴロ、中飛、左邪飛、二ゴロの4打数無安打。試合後は4打席すべてで直球勝負してきた相手バッテリーに感謝し「全部真っすぐで勝負してくれたので本当に感謝の気持ちです。ヒットを打てれば良かったですけど、そう甘くない」と話した。

試合後には引退セレモニーが行われ、場内1周の際にはファンから「今こそ見せてくれ勝負に懸ける思いを」という応援歌の大合唱。その後、チームメートたちに胴上げされ、10回も宙に舞った。「この応援歌を聞けるのも最後なのかなと思って、ちょっと長く聞いてしまいました」と照れ笑いし「(引退を)決めた時から悔いなく次に向かっていこうと思っていたので」と涙は見せずに去った。