阪神が今季の本拠地最終戦となった10日のDeNA戦(甲子園)に逆転勝ち。試合後、金本知憲監督が挨拶。

今シーズン、こういうチーム状態の中、1年間本当に最後まで、応援していただきまして、心より感謝申し上げます。(一礼)

選手たちは、本当に開幕から目いっぱい、体を張って頑張ってくれましたけれど、私の力足らずのため、こういう結果に終わってしまい、心より謝罪とおわびを申し上げたいと思います。

この悔しさを、選手たちは、真摯(しんし)に受け止め、来年必ずたくましく帰ってくれるものと信じております。

本当に心よりおわび申し上げます。そして1年間本当にありがとうございました。

その後、一塁側ベンチ裏で会見。

「今年、本当に勝てなかったので…。本当に何て言うのかな。申し訳ない。本当に申し訳ない。ファンをガッカリさせてしまって」

甲子園で21勝39敗2分け。実に借金18を背負い、過去最悪の大敗。打力不足が苦戦の大きな要因になった。今季のチーム本塁打85本もリーグ最低。

「本塁打だけがすべてではないけど、やっぱり、今年の他球団は甲子園でもボコボコ、本塁打を打てたからね。そこら辺の差もあった」

甲子園で勝てなかった理由について。

「パッと浮かぶのはあと1本というね。勝負どころや序盤で、あとヒット1本、タイムリーが出ていれば。打撃でしょうね、一番は。ビジターに行けばよく打ってくれた。悪い方にプレッシャーになってしまったのかな」

昨季20本塁打の中谷が5発止まり。16年新人王の高山は2軍でプレーし、大山もシーズン終盤まで伸び悩むなど若手強化の難しさにも直面。

「自前で作っていく、選手を1人育てるのが、これだけ大変なものかと。投手にしても潜在能力があるだけに伸びてこない、伸び悩んでいるのは我々の責任」