巨人がメジャー相手に再起への第1歩を踏み出す。前日19日にCSファイナルステージで広島にストレートで敗退。高橋監督が辞任し、25日のドラフト会議前には前監督の原辰徳氏(60)が正式に監督に就任する運びだ。11月8日にはMLBオールスターとエキシビションゲーム(東京ドーム)が組まれており、第3次原政権の初陣となる。

世界屈指の猛者たちはレギュラーシーズンは終えているが、実力は疑うところがない。来季、そして近未来の巨人を担うメンバーにとって、貴重な経験になる。才能を育む組閣も着々と進行中。投手コーチに宮本和知氏(54)水野雄仁氏(53)、打撃コーチに元木大介氏(46)、バッテリーコーチに相川亮二氏(42)らの招へいに動いている。エキシビションゲーム前後は秋季キャンプで鍛錬を積む。初代オーナー正力松太郎の「巨人軍はアメリカ野球に追いつけ、そして追い越せ」との遺訓に沿う相手で船出する。