巨人菅野智之投手(29)が23日、18年度の「東京ドームMVP賞」を受賞した。2年連続の受賞で、松井秀喜氏、阿部慎之助内野手に並ぶ球団最多タイの3度目。

今季、本拠地の東京ドームでは13試合に先発登板し、102回を投げ、10勝3敗、102奪三振、防御率1・68という驚異的な数字を残した。史上初の本拠地6完封も記録した。

会見では「今年もこの場にいることができてうれしく思います。今年のはじめは開幕戦から苦しいスタートにはなりましたけど、初勝利が広島戦、最後完封して終わることができた。東京ドームで試合をするということは、僕にとって本当に格別です。6回も完封できたことは誇りに思う。また来年もとれるように頑張ります」と喜んだ。

受賞を記念し、菅野の写真をプレートにした「スターメモリアルプレート」がドーム内1階コンコースに展示される。松井氏、阿部の受賞回数に並び「巨人、プロ野球界を代表する選手に並べてうれしいのはもちろん、その名に恥じない活躍を続けていかないといけないという、身の引き締まる思いが強いです」と責任を口にし「6完封以上、できればCSでやったノーヒットノーランを東京ドームでできれば」と本拠地でのさらなる活躍を誓った。