楽天が、来月9日から始まる秋季キャンプで投手と野手の「分離制」を採用することが23日、分かった。野手は従来通り岡山・倉敷のマスカットスタジアムで練習。投手陣は仙台に残り、トレーニングを積む。石井GMの発案によるもので、関係者は「コーチが1、2軍関係なく選手を見るメリットがある。戦力の分析につながる」と説明した。

これまではチーム全体でマスカットスタジアムでの秋季キャンプを行っていた。今回の取り組みは試験的なものだという。今季限りで1、2軍の首脳陣が計10人退団し、陣容が一新された。キャンプは貴重なコミュニケーションアップの場にもつながると考えられている。最下位からの逆襲へ濃い時間を共有し、1年後に実りの秋とする。