阪神福原投手コーチが、今季5勝に終わった藤浪の復活アシストに意欲を見せた。矢野新体制初日、若手投手陣に「操れるボールはほしい」と指令。「たとえばスライダーでボールを投げて、次に必ずストライクをとれるとかね」。150キロを超える直球を持つ投手が多く、カウントを整えられる変化球があれば投球の幅が広がるというわけだ。

藤浪も同様だ。福原コーチは今季、制球難で2軍に降格した右腕を根気強く指導。復調を支え、1軍のマウンドへと送り返した。「本人がどの球種と感じているか次第」と前置きした上で、「スライダーやカットになると思うけど」と助言。ひたすらカットボールばかりを投げる練習も「ありじゃないですかね。いろんなことを試しながらやってほしい」と続けた。軽めのキャッチボールで調整した藤浪も「しっかりフォームのバランス良く。良い感じで投げられていたので、つなげていきたい」と引き締めた。