日大鶴ケ丘の二刀流、勝又温史投手(3年)はDeNAが4位で指名した。

記者会見では「(名前が呼ばれる)謙虚に待っていた」と話したが、野球部の仲間たちから胴上げで祝福されると「『早く呼んで下さい』と思っていた」と本音がこぼれた。緊張がピークに達したのは4位で指名される直前だった。「中日(3位)の勝野さん。あの時には…」。同じ「カツ」で始まる名前が呼ばれたときの心境を振り返り、爆笑を誘った。

右腕から繰り出される直球は最速152キロ、打っても高校通算本塁打が30本超という二刀流。今後の方向性ついては「球団の人としっかり話をしたい」としたが、「まだまだ自分は速い球を投げることだったり、遠くへ飛ばすことはできると思う」とさらなる飛躍を誓っていた。