中日与田剛新監督(52)が26日、ドラフト1位指名した大阪桐蔭・根尾昂内野手(3年)への指名あいさつを行った。松永編成部長、米村アマチーフスカウトらと大阪府大東市の大阪桐蔭高校を訪問。初対面の瞬間に、指揮官自ら「いい顔しているね」と声をかけ、握手を交わした。4球団競合の末、与田監督が右腕で引き当てた。「交渉権確定」とはんこが押された“当たりくじ”も指揮官は持参した。「一緒に戦いましょう!! ドラゴンズ与田剛」と、書き加えて、直接本人に手渡した。

あいさつを終えた与田監督は終始笑顔。「(根尾に)会って喜びが増した。目の前で見たい男。体調に問題なければ、1軍において見たい」と、来春キャンプでは1軍帯同を早々と明言した。注目の二刀流に関しても「投手として素質はある。実際に動きを見てから。新人を大きくいじらないのが僕の方針持ち味をつぶしてしまうことがないようにしたい」と、じっくりと適性を見極める考えだ。

根尾も新監督との対面に感激した模様だ。「昔の映像を見ましたが、全く変わっていない。すごいな」と、肩幅の広い指揮官に驚いていた。