SMBC日本シリーズ2018は27日、マツダスタジアムで第1戦が行われ、34年ぶり4度目の日本一を目指す広島と2連覇のかかるソフトバンクは延長12回の末、2-2の引き分けとなった。シリーズの引き分けは10年第6戦中日-ロッテ戦以来8年ぶり8度目。

同シリーズ第1戦の引き分けは86年の西武-広島戦以来、32年ぶり3度目となり、平成では初。

広島が先手を取った。1回1死、菊池が左中間席に先制ソロ本塁打を放った。さらに1死一、二塁で松山が適時右前打で2点目を加えた。150キロ台の速球を投げ込むソフトバンク千賀の立ち上がりを攻め立てた。

ソフトバンクが5回に反撃。先頭の中村がチーム初安打で出塁するなど、2死二、三塁で千賀のところで代打でデスパイネを起用。デスパイネの二遊間のゴロに菊池が追いつき一塁へ送球するも、一塁松山の後逸で2者生還して追いついた。(記録は安打と松山の失策)

その後は、両チーム継投策で決着がつかず、引き分けとなった。

第2戦の予告先発は広島ジョンソン、ソフトバンクはバンデンハーク。

日本シリーズは全試合がナイターで行われ、どちらかが4勝した時点で終了する。第3戦からヤフオクドームに移り、第6戦があれば再びマツダスタジアムに戻る。また第7戦までは延長12回で打ち切り。第8戦以降は延長回の制限なし。引き分けがあり、第7戦で優勝が決定しない場合は、第7戦を行った球場で翌日に第8戦を行う。第9戦が必要な場合は1日移動日を設け、もう一方の球場で行う。