ソフトバンク工藤公康監督が、短期決戦用の継投で、自身がMVPに輝いた86年日本シリーズ以来の初戦引き分けに持ち込んだ。

吉兆とばかりに「この引き分けは大きい。明日に必ずつながる引き分け」と喜んだ。

工藤監督は「第2先発の2人がよく投げてくれた」と労った。CSでは先発が4枚しかそろわない中でも、武田、石川を先発に戻さず中継ぎを厚くしたことで、3位日本ハム、1位西武を抑え込んで勝ち上がった。下克上の道を歩む中で完成されたパターンだった。