巨人からドラフト1位指名を受けた八戸学院大・高橋優貴投手(4年=東海大菅生)が先発登板し、5回7安打1四球2失点(自責1)で降板。試合に敗れ、大学最後の大会を終えた。

1点リードの2回。1死一塁で、送りバントを二塁へ悪送球し、ピンチを広げた。バント安打などで2死満塁となり、同点適時打を打たれた。3回には2安打と四球で1死満塁とし、犠飛で勝ち越しを許した。

それでも、最速144キロの直球とスライダーを中心にスクリューでも空振り三振を奪うなど、7奪三振。西武多和田のリーグ奪三振記録を更新した力を見せつけた。

野球人生初の全国大会出場の道が絶たれ「チームを勝たせられず、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。調子どうこうではなく、八戸学院大のエースという立場として勝たせられなかったことが悔しい」とうつむいた。

次に待つのはプロの舞台。「チームのみんなの悔しい思いを背負って、次のステージで活躍すれば喜んでくれると思う。一から全部を見直して、球界を代表する投手になるために、まだまだ課題があるので、1個1個課題をつぶして、(来年2月の春季)キャンプへ臨みたい」と前を向いた。