来季投手コーチとしてDeNAに復帰する三浦大輔氏(44)が28日、横浜マラソン「1/7フルマラソン(6・0278キロ)」に参加。ゴール後、報道陣に囲まれると背番号18の後継者の登場を熱望した。「18番は球団からお話をいただいたんですが、つけたい選手が現れればいつでも譲るつもり。その準備はできてます。出てきてほしい? もちろんです」と力を込めた。

14~16年まで3年間はコーチ兼任でプレー。引退後の17、18年は球界外での出会いも多く、コミュニケーションの大切さを学んだという。今年のDeNAは規定投球回数クリア、2桁勝利ともルーキー東だけ。三浦氏は「投手陣は苦しんでいたなと思う」とした上で「全員が持てる力をもっと発揮できるように。しっかり選手と話をして、みんなで心を1つにして優勝へ向かって進んでいきたい」。対話で能力を引き出し、18番に値する選手を育てるつもりだ。

98年に日本一になった感動は忘れない。「もう1回優勝したいと(FA宣言して)横浜に残ったんですけどできなかった。コーチとしてみんなと一緒に優勝できるように頑張りたい」。今度は指導者としてチームを勝利に導く。【千葉修宏】