巨人菅野智之投手(29)が29日、2年連続2度目の「沢村賞」受賞を果たした。同賞は、故沢村栄治氏を記念し、先発完投型の投手に贈られる。2年連続受賞は杉下茂、金田正一、村山実、斎藤雅樹に次ぎ史上5人目。

2年連続の最多勝、最優秀防御率に加え、最多奪三振のタイトルを獲得した今季は27試合に登板し、15勝8敗、10完投、8完封、防御率2・14、勝率6割5分2厘、200奪三振、投球回は自身初の200回越えの202回と、選考基準7項目を全てクリア。全項目クリアでの受賞は11年田中将大(楽天)以来、8人目の快挙となった。

都内で会見を行い「2年連続でとれてうれしく思います。今年は狙ってとると言い聞かせていたので、有言実行できてうれしい。今年の方が達成感が格段と上。来年も沢村賞を狙いに行きますし、20勝、全項目クリアを目指します」と金田正一以来2人目の3年連続沢村賞受賞を宣言した。