日本ハムは29日、来季の1軍コーチ陣を発表した。これまで「背広組」として球団を支えてきた木田優夫GM補佐(50)が、新たに投手チーフコーチに就任。安定した守備と勝負強い打撃でベテラン力が光る鶴岡慎也捕手(37)が、バッテリーコーチを兼任する。ともに、今月31日から沖縄・国頭で始まる秋季キャンプで、指導者としてのキャリアをスタートする。

木田GM補佐は、フロントの要職から異例の転身となった。14年に現役を引退するまで、日米8球団でプレー。フロント入りした15年以降は編成業務に尽くしたが、29日付でGM補佐を退き、来季は現場の指導に専念してリーグ制覇を目指す。背番号は92。

今季ソフトバンクからフリーエージェント(FA)で日本ハムに復帰した鶴岡は、清水、石川亮といった若手と併用されながらも、89試合でマスクを被った。吉村GMは「試合に出ていない時も、守備面でチームに貢献してくれた。捕手としてのゲームマネジメント能力が高い」と期待した。

また金子誠内野守備コーチ(42)は打撃コーチ兼作戦コーチに、緒方耕一野手総合コーチ(50)は守備チーフ兼内野守備走塁コーチに配置転換となった。