筑波大(首都大学2位)が神奈川大(神奈川大学1位)に1安打で勝利し、12年ぶり4度目の明治神宮大会(11月9日開幕、神宮)の出場を決めた。

2回先頭で4番中島準矢内野手(4年=鹿島)がソロ本塁打を放って先制。その後、神奈川大・百瀬から3四球を奪うも安打が出ず、わずか1安打1-0で逃げ切った。

投げては佐藤隼輔投手(1年=仙台)と加藤三範投手(2年=花巻東)の左腕リレーで0封した。佐藤は今秋リーグ戦は25イニング無失点で、今大会でも0点を継続中。「何としても無失点でいきたいという気持ちはある。今日はベストパフォーマンスではなかったが、85~90点ぐらいかな、と。相手が振ってくるのでゾーンで勝負して早め早めに攻めていこうと思った。後ろに先輩方かいるので安心して投げられる」と話した。

久しぶりの明治神宮大会出場を決め、川村卓監督は「今日は投手につきます。1安打で3つのエラーなんて、普通負けてしまうゲームですから。佐藤はだいたい70~80球をメド(に交代)。加藤は短いイニングではほとんど点数を取られない。4番の中島もよく打ってくれました。明治神宮大会は忘れてしまうくらい久しぶり。攻守をもう少し整えて、もっと練習していいチームにして本大会に臨みたいです」と話した。