パナソニック(大阪)が延長12回の熱戦の末、NTT東日本(東京)を下し1回戦を突破した。

1-1のまま11回を終え、タイブレークに突入。12回表を藤井聖太投手(28=関西国際大)が3者凡退に迎えた。その裏無死一、二塁。8番松根優内野手(23=近大)が併殺打に倒れたが、続く横田拓也内野手(28=福岡大)が「つなげたいという思いでした」と中越えのサヨナラ打を放ち、試合を決めた。

今年7月に就任し、監督として初勝利を挙げた田中篤史監督(38)は「見えるミス、見えないミスもありましたが、ピッチャー中心に粘り強く投げてくれて、よく勝てたなと思います」と話した。パナソニックは今年創業100周年。今夏の都市対抗では初戦敗退に終わった。その悔しさを晴らした。