阪神大山悠輔内野手が4日、安芸キャンプのシート打撃でアーチを放った。

逆風でもバックスクリーンに直撃させるパワーを見せつけた。竹安が真ん中に投じた球を見逃さない。矢野燿大監督は「ホームラン打てるのはユウスケの魅力。しかもセンター方向というのはね、いい方向に打球としてもいい。今日はアゲンスト(の風)やったと思うけど、それでも入ったのは価値がある」と舌を巻いた。

プロ2年目の今季は苦しみながらも11本塁打。来季に向けてスタートを切った。この日は第1クール最終日。指揮官は「みんながいい顔でやってるのはある。だから楽しむってすごい難しい。『楽しむ』っていう言葉だけ聞いたらみんなすごく軽く思うんだけど『楽しむ』ってレベルが高くなればすごく難しいこと。試合でも楽しむとか練習でもそれくらい声を出すとか、なんか表現するとか。勝手に出てくるのが一番いい。そういうのはあったかなと思う」と手応えを口にした。