今季取得した国内フリーエージェント(FA)権を行使することを決めた西武浅村栄斗内野手(27)が7日、埼玉・所沢市内の球団事務所で会見し、権利行使の意思を自らの口で説明した。

この日、申請書類を提出したが、権利行使は移籍前提ではないと強調した。

「ここライオンズで育ててもらって、この権利を獲得できたのは事実。感謝でいっぱいです。行使しましたけど、外に行くから行使したのではなく、とにかく他球団の思いを聞きたいという思いです」

会見では「ライオンズを最優先に考えたい」と繰り返した。同時に「この世界で野球をやっている以上、他球団の評価を聞いてみたい」とも話し、悩める胸中をうかがわせた。

結論を出す期限は、特に設けないという。「自分の野球人生。しっかり個人として、自分自身が考えないといけない。しっかり考えて決めたいです」と話した。

西武からは3年総額15億円規模の複数年契約を提示されている。他球団では、楽天、オリックス、ソフトバンクがFA宣言に備えた調査を進めてきた。