広島にドラフト3位指名された智弁和歌山・林晃汰内野手(17)が8日、和歌山市内の同校で指名あいさつを受けた。

智弁和歌山と同じ赤色、同じ「C」マークの帽子をかぶせてもらい「似合ってると言われてうれしかったです。赤のチームなので、やりやすいかなと思います」とはにかんだ。

高校通算49本塁打の主砲は日本シリーズを見て「すごかったです。ホームランが参考になりました」と感激。「野球選手としてクリーンアップとして、チャンスで1本打てるような選手になりたいです」と話した。目標のホームラン数について聞かれると「40本、打てたらいいなと思います」と意気込んだ。

担当の鞘師スカウトも林のパンチ力にほれこみ「高校生でこんなに飛ばす選手はなかなかいない。松山みたいになれると話していました。うちは足の速い選手が多いですが、こういう選手がいてもいい。クリーンアップにどんと座ってもらいたい」と将来の主軸として期待する。

今年のドラフトで広島は、林にドラフト1位の報徳学園・小園海斗内野手(18)ら4人の高校生野手を指名。林は「全員ライバルなので、そのなかでは負けたくない。頑張ろうと思います」と競い合っていくつもりだ。