若虎よマウンドに来て! 阪神能見篤史投手(39)が27日、サンテレビ主催の「レッツゴー! タイガースゴルフ2019」に参加。ラウンドを終えると、若手選手へのメッセージを語った。糸原が主将に就任し、矢野監督からは球児とともに投手陣をまとめる役割を期待されている。萎縮しがちな若手に対して「ウエルカムの表示は出しているので」と胸をたたいた。

投手から助言を求められればもちろん快く答える。それだけではない。投手と野手は別々になりがちだが、能見は「助け合っていければ。発展途上のチームなので」と言及。「押しつけるものではないし、嫌な人もいると思う」とした上で、マウンドに足を運んでほしいと訴えた。「遠慮せずに、と言っている。ゲーム内では先輩、後輩は関係ない。投手も野手もしんどいときにね。それによって見えてくるものがある。来てくれると1人じゃないと感じられるし」と続けた。

“生意気”だって歓迎だ。「頑張ってください、とかいらない。何してんすか! でもいいと思うけどね」。重要なのは共に戦う気持ちだ。コーチがマウンドに来るのとはワケが違う。数秒の「間」で投手心理が変わることは、身をもって体験している。23日には「来年は(感情を)出そうかな。豊かにはならないですけど、そういう気持ちを持って」と自身のモデルチェンジも語っていた能見。遠慮はいらない。ベテラン左腕はドンと来い、だ。【池本泰尚】