労組日本プロ野球選手会の炭谷銀仁朗会長(31=西武)が、移籍が決まっている巨人でも選手会会長を続投することになった。28日、都内で選手会と日本野球機構(NPB)の事務折衝に出席した後、「そのままやらせてもらう方向です。球団にも問題ないと言われた」と明かした。12月6日の定期大会で承認される見通しだ。

炭谷会長は昨年12月に嶋基宏会長(楽天)に代わる9代目の会長に選出された。任期は1年だが、東京オリンピック(五輪)が開催される20年を含めた中長期的なリーダーシップの発揮を期待されて就任した。巨人選手の選手会長誕生は、1989年(平元)7月に就任した第2代会長の原辰徳(現巨人監督)以来となる。