パワプロが、自分の足りないところを教えてくれた。

西武松本直晃投手(28)が3日、メットライフドームで契約更改交渉を行い、300万円アップの年俸800万円でサインした。自己最多となる24試合に登板。プロ3年目で初の昇給を勝ち取り、「素直にうれしいです。1月からフォーム改善に取り組み、3、4月はファームでイメージどおりに投げられました。上がる自信はありました」と振り返った。

来季に向けては、直球のレベルアップ、さらにシュートの精度向上を目指す。その必要性を痛感したのは、夫人とのテレビゲームだった。

「嫁とパワプロするんです。西武対西武で。嫁が僕を使うんですが、めっちゃ遅い。142キロしか出ない。あとは、フォークとツーシームがちょっとあるだけで。操作してて、簡単に打ててしまう。自分で自分を…。これじゃあ、バッターは僕に対して苦手意識、ないんだろうなと思いますね。それを植え付けないと」と苦笑交じりに、だが、真剣に話した。

ちなみに、今季は最速149キロを記録した。来年版のパワプロでは「球速が上がってくれたらうれしいですね」と期待していた。(金額は推定)