日本ハムは5日、来季の新外国人選手として前カブスのジャスティン・ハンコック投手(28)と契約合意に達したと発表した。

ハンコックは11年ドラフト9巡目指名でパドレスと契約。17年途中でカブスへ移籍し、今季メジャーデビューした。メジャー通算成績は10試合登板、0勝0敗、防御率1・46。中継ぎとして起用される見通しだ。

ハンコックは球団を通じて「ファイターズでプレーをする機会をいただけたことを家族一同、とても光栄に思っています。日本でプレーをすることを長い間望んでいたので、ファイターズのような素晴らしいファンに支えられ、評判の高い球団の選手としてプレーができることをうれしく思います。札幌については、とても美しい街だと聞いていますし、他にも良い話を多く耳にします。すでに、妻とこれから生まれる娘との日本での生活がとても楽しみです。北海道に日本一をもたらすため、貢献できるように頑張ります」と意気込みを明かした。

栗山英樹監督も球団を通じて「信頼を置いている我々の駐米スカウト陣が、素材の素晴らしさから、この数年で何度も名前を挙げていた選手。糸を引くような最速158キロの速球と、日本でも大きな武器となりうるメジャーリーグレベルのスライダーには強くひかれました。インサイドを強気に攻める度胸の良さも際立ちます。プロ生活8年目の今季にメジャー初昇格となったことからも、ここまでの道のりは決して平坦ではなかったはず。諦めないその姿勢はファイターズのチームカラーとも合致していて、大きな戦力になりうると期待しています。特に今季後半に課題であったブルペンに、いっそうの厚みをもたせてくれる選手になると信じています。良い補強ができました」と喜んだ。