異例の海外遠征を敢行する。楽天は5日、2月26日から台湾遠征することを発表した。同28日、3月1日に「2019年日台プロ野球バトルカップPowered by 台湾楽天カード」としてラミゴと対戦する。この時期に台湾へ遠征することは球団初となる。

チームは2月から沖縄・久米島で春季キャンプをスタートし、1軍本隊は2月中旬に沖縄本島に移動する。同月下旬まで金武町で調整し、那覇などで他球団との練習試合を行う。従来はそこから宮崎、高知などに移動していたが、寒さなどを考慮され、今回は沖縄から国外である台湾へ移動することになった。

石井GMの改革が着々と進んでいる。秋季キャンプでは、初めて投手と野手を分けて調整。一塁手の銀次を三塁、左翼に、外野の島内も一塁手に挑戦させるなど、来季に向けてさまざまな取り組みを行っている。もちろん、今回の台湾遠征もその一環だ。

台湾出身の宋家豪投手(26)は「自分の母国で試合ができるということでとても楽しみです。オフも継続的に体を強化し、キャンプインからしっかりアピールできるよう、一生懸命頑張ります。そして、台湾遠征にはベストコンディションで臨みたいと思います」と球団を通じてコメント。初の取り組みを、実りあるものにする。