今季本塁打王とリーグMVPに輝いた西武山川が、不変の相棒で来季50発に挑戦する。7日に新規契約選手として大阪市内で「ミズノブランド アンバサダーズミーティング」に出席。多くの選手のバットも飾られる中で「今年47本打ったバットを替えておかしくなるのはもったいない。全然、替える気はないです」。

プロ入り後、中村のバットを借りた1カ月ほどを除いてバットを替えたことはないという。侍ジャパン稲葉監督の現役時代の形状をもとに改良した87センチ、920グラムの長くて重い1本を、グリップエンドに指をかけて目いっぱい握る。素材はホワイトアッシュ、色は「ドンと当たって飛ぶイメージがある」黒の一択。シーズン中、好不調の波はあるが「同じバットじゃないと自分の状態が分からないから、原因に気づけない。バットが僕に合わせるのではなく、僕がバットに合わせる」。ぶれないスタンスで来季もアーチを量産する。