オリックスからFA(フリーエージェント)宣言した西勇輝投手(28)の阪神移籍が正式に決まった。7日、大阪市内で行われた阪神との3度目の交渉で入団の意思を伝えた。

オリックス長村球団本部長は、この日の正午すぎに西本人から電話で退団の報告を受けた。西は「今回は他球団に行くことに、決めさせてもらいました。本当にすみません。最後の最後まで悩みました。お世話になりました」と話したという。補償については「まず阪神さんからリストをいただいてから。向こうも準備があると思うので、それからじっくり検討させていただきます」と説明した。また、8日の講演会に備えて鹿児島入りした西村監督は、金子との2枚看板流出に「うちとしては痛い。FAで仕方ない面もあるが、残念でしょうがない。行った先で頑張ってもらうしかない」と厳しい表情。「抜けた代わりを作っていくのが現場を預かる人間の役割」と補強も含めて検討していく。