日本ハム近藤健介捕手(25)が「二刀流」で首位打者獲得を狙う。7日、斎藤とともに大阪市内で「ミズノブランドアンバサダーミーティング」に出席。来季のバットは自身のものに加え、譲り受けて気に入ったという楽天・銀次モデルの併用を明かした。

今季後半に、銀次からバットを譲り受けた。「見た目や握った感じがいいと思って」。重さは自身のものとほぼ同じ約890グラムで、33・5インチの仕様。違いはグリップの太さで、銀次モデルはやや太い。「持っている感じが合うので、どっちにしようかなと思っていますけど、とりあえずは2本でいこうかなと思ってます」。来季は調子やコンディションで使い分けるつもりだ。

今季はリーグ3位の打率3割2分3厘をマークし、指名打者で初のベストナインを受賞した。首位打者のソフトバンク柳田は3割5分2厘で、近藤より13打数少なかったが安打は18本多かった。「3割5分は打たないと(首位打者の)争いに入れないと思いますし、そこはしっかりと目標にしてやっていきたいなと思います」。目指す頂は、しっかりと視界に入っている。

新たなライバルの入団も歓迎した。この日、台湾・ラミゴの「大王」こと王柏融外野手との契約合意が発表された。「見習うところは見習って、やりやすく出迎えてあげられればいいと思う。同い年ですし、仲良くやっていければいいと思う」。刺激たっぷりに、タイトル奪取へと向かう。【山崎純一】