阪神才木浩人投手(20)が8日、甲子園球場で行われた「第14回タイガースカップ」のプレゼンターとして登場。前日7日にFA移籍で阪神に新加入した西との競争を楽しみにした。

「どんどん良いなと思ったところは吸収していきたい。自分も負けずに開幕から(ローテーションを)しっかり狙っていきたい」

この日は中学生の硬式野球を初観戦した。

「この年齢から甲子園で試合ができるのは、すごくうらやましいですね。(自分は)中学校では軟式だった。硬式は初めて見たけど、すごくレベルが高い」

才木は中学時代に参加した野球教室で能見に声を掛けられ、プロの世界を志すようになった。

「能見さんに勇気を与えていただいて、プロ野球選手という立場になれた。次は自分が与えられる立場になれれば」

自身の経験を重ね合わせて、現在地を再確認した。

高卒2年目の今季は6勝をマークして存在感を示した。期待される来季へ。新加入してくる西にも勝って、先発ローテーション争いに食い込んでいく。