オリックスが8日、FA移籍する西勇輝投手(28)の補償を巡り、阪神に心理戦を仕掛けた。球団首脳は人的補償を選択した場合について福留、鳥谷、糸井、能見、藤川の名を列挙。「プロテクトから外れてたらいきますよ。主力、ベテランがいなくなったわけだから、経験者を加える考え方もあると思います。(退団した)中島、金子、西で(18年年俸を合計すると)12億円浮くわけだから」。

もちろん、阪神がこの5人をプロテクトから外すとは到底思えない。オリックスならではの計算があるのか-。この発言を伝え聞いた阪神首脳は「逆を言ってるんじゃないですか。若手が欲しいと」と応酬。今後が注目される。