オリックス西村徳文監督(58)が9日、鹿児島・屋久島の宮之浦球場で野球教室を開催した。

風岡ヘッドコーチも同行し、小学校、中学校の野球部、ソフトボール部員約100人が参加。約2時間にわたり、走攻守の技術指導を行った。

一番時間を要したのは走塁練習。一塁ベースの駆け抜け方やベースの回り方、盗塁のスタートのテクニックなど、約1時間の熱血指導が行われた。西村監督は現役時代に4年連続で盗塁王に輝いた実績があり、「走る将軍」と称されていた。「走塁は大事。この時期に基礎を身につけておかないと」と走塁の重要性を説いた。

野球教室の最後には全体で写真撮影を行われた。その後西村監督、風岡ヘッドコーチ連名のサイン色紙に加え、西村監督の現役時代の写真が写されたカードが参加した子どもたちにプレゼントされた。

前日8日には屋久島町総合センターで講演会が行われた。西村監督は宮崎出身で、県立福島高校を卒業後、鹿児島鉄道管理局に入社。社会人時代の知人を介して依頼を受け、今回のイベント実施にいたった。「いろいろなつながりで、少しでもオリックスファンが増えてくれることが一番ですね」と話していた。