西武菊池雄星投手(27)が9日、故郷・岩手の子どもたちに思いのたけをぶつけた。
盛岡でオフ恒例となっている「東北野球フォーラム」に参加。講演では子ども時代からの経験を語り、疑似野球の「ならびっこ野球」もプレー。野球未経験の女の子や幼稚園児も加わり、一緒に楽しんだ。
トークの最後には、子どもたちに伝えたいこととして、自らの経験を踏まえて3つを掲げた。
(1)夢は宣言することが大事。
(2)勉強と一緒。野球で学んだこともノートに書こう。そうしないと、忘れてしまう。
(3)いつ野球が伸びるかは個人差がある。今は伸びなくても、努力して野球を続けて欲しい。
菊池自身、小学校時代は主にファースト。中学でも3番手、4番手の投手だっただけに、継続の大切さを強調した。
「野球は、たくさんのことを学べるスポーツ。ぜひ、野球を始めてほしいなと思います」と話した。
ポスティングシステムで米メジャー移籍を目指している。移籍先は未定だが、現在の心境を問われると「まだ何も始まっていない。これから。不安も当然あるし、期待もある。いろんな感情があります」と答えた。