日本野球機構(NPB)は14日、2018年シーズンの「ファインジャッジ賞」4件を選定した。ファインジャッジ賞は、審判員の技術の向上を目的に、優れた判定をたたえ、表彰する制度で、今季が3年目になる。

(1)敷田直人(47)

4月12日 巨人-DeNA3回戦(東京ドーム)

1回表、2死一、二塁、中前打での本塁クロスプレーで、アウトのタイミングと思われたが、最適な位置で見極めセーフの判定を下した。

(2)橋本信治(45)

4月22日 中日-広島6回戦(ナゴヤドーム)

3回裏、無死一塁、中日京田がバントをした際に京田の足が打者席を出ていたため、瞬時に規則を適用しアウトを宣告。

(3)山村裕也(31)

5月1日 オリックス-西武4回戦(京セラドーム大阪)

6回裏、1死一塁、打者のオリックス若月が捕手と接触、瞬時に規則を適用しアウトを宣告。その後の走者の位置、場内放送による説明も全て1人でこなした。今シーズンより1軍での球審を割り当てられたが、素晴らしい対応だった。

(4)芦原英智(35)

5月24日 阪神-ヤクルト6回戦(甲子園)

4回裏、2死走者なし、打者の阪神糸井が投ゴロで一塁へ走る際にファウルラインの内側を走り、投手からの送球に当たったため、規則を適用しアウトを宣告。場内放送による説明も分かりやすく、円滑に試合を再開した。