太平洋に沈む夕日を背に、西武秋山は誓った。「どの打順にいても、監督から『欠かせない戦力』と言われるように準備するだけです」。優勝旅行初日の14日(日本時間15日)。サンセット・クルージングで船上の人となった。今季はほぼ1番に固定されたが、来季は浅村の移籍により、オーダー再構築の必要がある。「浅村が3番にどっしりいてくれたから、1番だけやれた。来年は3番も言われればやるし、2番でもいい。引き出しが増える」と主軸流出にも動じなかった。

成田から6時間のフライト&寝不足にも動じない。ハワイ到着後、すぐに1時間ほどランニング。時差ぼけを防いだ。5泊の滞在中も「一番は家族と過ごすことだけど、時間があれば動かしたい。もう(来季へ向けて)体を動かしているので、なまりきらないように」と本分を忘れずに過ごす。(ホノルル=古川真弥)