西武秋山翔吾外野手(30)が24日、地元の神奈川・横須賀市内で開かれた野球交流会に参加した。

同じ横須賀生まれの自民党、小泉進次郎衆議院議員(37)も駆けつけ、4年連続4度目のガチンコ勝負。初対決となった15年は“本塁打”を放ったが、過去2年はいずれも3打席抑え込まれていた。第1打席こそ遊飛に打ち取られるも、続く打席でカウント1-1から完璧に捉えて右中間へ運ぶ“1発”にガッツポーズ。小泉氏から「3年前に打たれたホームランと放物線がほぼ同じなのが面白いですね。あれだけ見事に打たれると気持ちいい」とさわやかに祝福され「ずっと抑えられていたというか、ホントに打てていなかったので、来年へ弾みつきましたね」と喜んだ。

順調にいけば、来季中に海外FA権を取得。米メジャー移籍も選択肢に入ってくる。小泉氏が子どもたちを前に「もしかしたら、将来メジャーにもね。これ、言っちゃいけなかったのかな? 僕の勝手な想像ですけど、もし行くとなったら、横須賀から初のメジャーリーガー。秋山くんには、どんな可能性も開けている」とデリケートな話題に笑顔で踏み込むと、集まった報道陣を気にしながら苦笑していた秋山。交流会終了後には「進次郎さんがリップサービスをされていましたけど、そういうの(期待)が出てくるのは、ありがたいこと」とした上で素直な胸中を言葉にした。

「その気持ちが(全く)なかったら(提示された新たな複数年契約に)サインしていたと思う。自分として納得できないところ、まだチャレンジしたい気持ちとか、いろいろあった。それらが重なって、単年という契約になった。いろんな選手がメジャーという可能性を持っていて、その中の1人というだけの話。自分のプレーを出した上で、球団から残ってほしいと言われればもちろん考えるし、そのプレースタイルで(メジャーが)欲しいと思ってくれるなら、可能性があるというだけ。曖昧とか、決意が緩いとか言われてしまうと苦しいですけど、自分としては、そういう位置づけです」

まずは今季届かなかった日本一へ全力を注ぐ。「来年1年間しっかりやった上で、どういう感情があるか。何せ、とにかく結果を出さないと。チームがガラッと変わっているので、その中で先頭に立って、引っ張らないといけない。進次郎さんが日本を引っ張っているように、僕もライオンズを引っ張って、頑張っていきたいと思います」と覚悟を語った。