ロッテは26日、ZOZOマリンで仕事納めを行い、創設50年目で初の黒字化が明らかになった。観客動員、グッズ、飲食などすべて最高益を更新し、黒字額は7億円近いとみられる。

山室晋也球団社長(58)は「資金作り、基礎体力が付いた。来年は強化に大きくかじを切っていきたい」と、2億円以上を投資した「チーム戦略部」の新設を明かした。

同部にはメジャースカウト経験者ら6人の統計アナリストを配置。打撃投手が兼任していたスコアラーを専任とし、今季まで楽天のチーム戦略室に所属した行木(なめき)氏を招くなど計18人を原田球団副本部長が統率する。大リーグ・アストロズのようなデータ野球を目指してFAやトレード、ドラフト、海外選手獲得にも生かしていく。来季は球団50周年の節目。山室球団社長は「松本新球団本部長の下、優勝に向かってまい進してきたい」と意気込んだ。【鎌田良美】