オリックス増井浩俊投手(34)が13日、大阪市内の球団施設で自主トレを公開した。ランニングなどで汗を流した増井は「昨年はセーブ王を取れなかったので、今年こそ取れるように」と初のセーブ王獲得に意欲を見せた。そのために40セーブを目標にする。昨季は35セーブをマークしたが、ソフトバンク森が終盤追い上げ、37セーブでタイトルをさらわれた。増井は「40とっておけば、いけると思う」とプロ10年目に目をぎらつかせた。

今年35歳になるが「衰えは感じていない」といい、筋力アップのためのトレーニングにも取り組んでいる。「最近、周囲からもやれそうだと言われるし、40歳までやりたいと思うようになりました」とますます燃えている。40歳までやれば、通算250セーブでの名球会入りも見えてくる。まずはあと35試合に迫った通算500試合登板、あと5つの通算150セーブを目指し、チームの勝利のために今季も右腕をふるう。