阪神矢野燿大監督が17日、阪神・淡路大震災で甚大な被害を受けた神戸市長田区で行われた「神戸震災復興フリーライブ」に参加し、観衆500人に被災地での優勝パレードを誓った。神戸でのVパレードは星野監督時代の03年が最後。「ファンを喜ばせる」をモットーに掲げており、頂点への思いを強くした。

矢野監督の一問一答は以下の通り。

-震災時は中日に在籍していた。当時のことは

名古屋にいて、地震があって、大阪の母から電話があって。「大丈夫?」って言って。名古屋もドーンと揺れたんだけど、またそのまま寝て。次、テレビつけたら、すごいことになっていて。実家に電話してもつながらへんって。

-震災から24年

このへん(長田区)はすごく大変な被害を受けた場所。俺らは時間もたって復興って進んでいるように感じるけど、なかなかね。

-2軍監督だった昨年、倉敷の豪雨災害でも慰問

仙台が大学(東北福祉大)やったから、東日本大震災のときはあっちにも行った。大きなことをできるわけじゃないと思う。倉敷もすごく大変な思いをされているから、その瞬間だけでも、ちょっと笑顔になってもらったり、プロ野球選手に会えてよかったなという時間にしたいと思って倉敷にも行った。野球で元気づけるって、そんな簡単なことではない。俺らにできることはそういう姿や、俺らが戦う姿を見て、そう思ってもらえる努力を俺らがしていくことしかできない。

-常々、ファンを喜ばせたいと話すが、優勝して神戸でまたパレードは

もちろんやりたいよね。是非やれるような年にしたいけどね。