西武からFAで加入した巨人炭谷銀仁朗捕手(31)が25日、神奈川・川崎市内のジャイアンツ球場を移籍後初めて訪れた。

宮崎キャンプへの荷出しのみで練習は行わなかったが、「広くてすごいですね」と充実した施設に驚きの声を上げた。キャンプは1軍スタートが決定しており「ルーキーと同じ気持ちで、開幕まで2カ月しかないので、より多く会話して多くの人のことを分からないといけない。リーグが違うので、細かい部分も話し合っていきたい」と投手陣の特徴の把握に重きを置く。

グラウンド外でのコミュニケーションも重要視し「野球以外の部分が大事。私生活や性格を分かることで、いざという時に参考になることが多い。意思を合わせることが大事で、関係が深いほど通じやすいと思う」と考えを口にした。「僕も今年で32になるので、年上よりも年下が多い。僕からいかないと、年下の選手はしゃべりかけにくいと思うので、積極的に行きたいと思います」と前向きな姿勢を強調した。

前日24日には正捕手争いのライバルである小林が「もちろん挑戦したい」と考えを示した。炭谷も「誠司の方がジャイアンツのことも分かっていますし、経験もある。いろいろ教えてもらうこともたくさんあるので、協力してやっていきたい」と切磋琢磨(せっさたくま)していくことを誓った。