「号泣プロポーズ」で幸せをつかんだ。巨人今村信貴投手(24)が、2歳年上の一般女性と結婚していたことが25日、分かった。相手は神奈川県出身の元会社員で、知人の紹介で出会った。約5年の交際、2年の同居を実らせ、23日に都内の区役所に婚姻届を提出。「優しさに引かれました。気が引き締まる思いです」と喜びと責任を口にした。

まさかの展開だった。昨年末、サプライズプロポーズを敢行した。自宅で夕食をともにしている最中に「忘れ物をした」と車に隠していた婚約指輪を取りに戻るシナリオを描いた。だが「車へ戻るまでに、いろいろなことがあったなぁと思い出したら涙が出てきて…。家に着く頃には大号泣でした」。泣きながら「結婚してください」と伝えると「彼女は『えっ、何泣いてるの』という感じで…」と冷静に受け止めてくれた。

夫人はアスリートフードマイスターの資格を取得。「食事のバランスを考えてくれる。好きな料理はギョーザ。祖父がギョーザ屋さんなので、とてもおいしいです」と感謝した。「家族を養っていける一家の柱となれるように、より一層頑張ろうと思います」。7年目の昨季、自己最多の6勝を挙げた左腕。伴侶とともに、目標の2桁勝利をつかみとる。