オリックス福田周平内野手(26)が、プロ2年目の異例のスピードで新主将に就任した。

1月31日、宮崎市内の宿舎で行われたミーティングで発表。高知での昨秋キャンプ前に、西村監督から呼び出され、大役を託されたという。福田は今季スローガンの「Be Aggressive #超攻撃型」を引き合いに、「攻撃的なチームを作っていきたい」と決意表明した。

オリックスのキャプテン制復活は、15年に糸井嘉男(現阪神)が務めて以来4年ぶり。西村監督はロッテで指揮を執った10年に、当時25歳の西岡剛を主将に指名し、下克上日本一を奪取した経験を持つ。1年目の昨季後半に二塁のレギュラーをつかんだ福田を抜てきした理由について「1年間(ヘッドコーチとして)見て、そういうタイプの選手かなと思った。いろんな面でチームをまとめられる、引っ張っていけると判断した」とキャプテンシーを評価。「遠慮することなく、若い力で引っ張っていってもらいたい」と期待した。

明大野球部の同期で阪神の糸原もプロ入り3年目の今季、主将に就任した。オフに糸原と食事をしたという福田は「お互いに刺激し合えれば」と引き締めた。

今季について「日本一を目指せる土台作りをしていきたい。春のキャンプをしっかり大切にしていい形で開幕を迎えたい」とキリリ。副主将は3年目23歳の山岡が就任。若返ったチームを若手が引っ張り、23年ぶりの優勝を目指すキャンプが始まる。【古財稜明】