中日のドラフト1位根尾昂内野手(18=大阪桐蔭)が、沖縄・読谷2軍キャンプの第1クールを終えた。

1月23日に右ふくらはぎの軽い肉離れを起こしてから、同26日の大阪桐蔭での卒業式以外は無休でリハビリを継続。ただ、根尾のリハビリを担当する北野コンディショニング担当は「休むことも勉強です。僕から休めと言いました」と明かし、6日のキャンプ初休日でついに休養指令が出た。

雨空の下、7割程度の力で走る快調走とキャッチボール、ノック、マシン打撃など前日のリハビリメニューから進展はなかった。それでも根尾は焦りの色を見せず、トレーナー陣の指令にも「明日はゆっくりします」と従った。これで第1クールの5日間が終了。「全体練習に入れなかったけど、充実していました。荒木コーチが実際に球を受けて、形を見せていただいたのを見ることができたのは一番の収穫です」。小学生時代に愛用したのは荒木モデルのグラブ。憧れの先輩の姿を目に焼き付け、久しぶりに休息に入る。【伊東大介】